向学館のロボットプログラミング講座、KGK-KOOVのプログラムコーディネーターを務めております齊藤祐哉と申します。
普段はこちらのサイトでは子ども達の作品をご紹介していますが、せっかくなので講座設立の背景やレッスン構成の意図などをコラム的にご紹介していこうと思います。
今回は90分というレッスン時間についてお話しします。
KGK-KOOVでは、「やりきった!(満足)」ではなく「もっとやりたかった!(欲求)」を大切にしています。理由は二つ、「試行錯誤に向けたエンジン」と「限られた時間内でのアウトプット」です。
試行錯誤に向けたエンジン
正解がわかるまで何もしないのではなく、思いついたことはまず試してみてダメだったらその原因や次にできることを考えて改めて挑戦する、このあたりのことがこれらからの社会を創る子ども達にとって大切なことであるというのは多くの皆さまにご賛同いただけると思います。その一方で、本当にできるかどうかわからないのに何度も試行錯誤するというのはなかなか重労働でもあります。○○回試したら正解に辿り着けるとか、最終的には誰かに正解を教えてもらえる、だったらいいのですが、正解に辿り着けるかわからないどころか、そもそも正解があるかどうかもわからないなかでは、試行錯誤そのものが「無駄」になりかねません。レッスンでは客観的な「正解」がなさそうなテーマを選んでいますし。そんな中で何度も何度も試行錯誤に向き合うためのエンジンとして「あれもやってみたい」「これもやってみたい」を残しつつ次のレッスン、テーマに向き合うためには、多少短いと感じる時間内でチャレンジしてもらうのがベストだと考えています。
そうとはいえ、あまりに短い時間ではそもそも試行錯誤になりません。ある程度の試行錯誤を生みつつ、やりたいことを次に残す、そんな時間設定を考えました。冒頭の挨拶や導入で15分〜20分、終盤の記録や次回に向けてのやりたいの確認で10分、そして、本編で約60分というのがKGK-KOOVの考えるレッスン時間です。
思ったよりも長くなってしまいましたので、「限られた時間内でのアウトプット」はまたの機会に。
向学館のKGK-KOOVのご案内はこちらをご覧ください(ユリウスのイベントページへ)
KOOVで楽しく試行錯誤するロボットプログラミング講座
「CREATE by KOOV」公式サイト